中年もっくんの投資と闘病の話

病気に負けず勤勉・倹約・投資をモットーに豊かな生活を目指すブログ

悲報:ネフビタンKDが製造中止

こんにちは、中年もっくんです。

 

血液透析を行うと様々な栄養素が喪失されます。そのため、サプリメントや栄養補助食品のお世話になっています。少し前の話になりますが、愛用のサプリメントが製造中止になってしまいました。

 

 

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喪失される栄養素としてはまずはアミノ酸があります。アミノ酸は1回の血液透析で6~13g、腹膜透析では1日で2~4gの喪失があると言われています。そのため透析患者は低栄養状態になっています。それを防ぐために自分はエンジョイプロテインを毎朝卵焼きに混ぜって取っています。

 

 

また、微量栄養素では、ビタミンB1、B2、B6、葉酸、ビタミンCなどの水溶性ビタミンの喪失が顕著で、透析患者は、これらの微量栄養素が欠乏する可能性が高いといわれています。

 

ビタミンB1
透析前後では、ビタミンB1の血中濃度は40~50%低下するとの報告があります。ビタミンB1が不足すると、食欲不振、だるさ、疲労感、息切れ、めまい、頭痛などの体調不良が起こりやすくなります。

 

ビタミンB6
透析患者の血中および赤血球中のビタミンB6が低下することは、多くの報告があります。ビタミンB6は、たんぱく質や脂肪の代謝を促す補酵素として知られていますが、他にも100種類以上もの酵素の補酵素として働いています。また、インシュリンやグルカゴンの合成にも関わっているため、糖尿病の場合には、特に欠乏には注意が必要です。

 

葉酸
1回の透析で、10~250μgの葉酸を喪失すると言われています。日本人の1日の平均葉酸摂取量は約300μgです。葉酸は、たんぱく質、核酸の合成に関わり、造血とも関係が深いビタミンです。不足すると、貧血、腸炎、口内炎が起こりやすくなります。

 

ビタミンC
1回の透析で80~280mgのビタミンCを喪失すると言われています。日本の推奨量は、1日100mgです。ビタミンCは、コラーゲンの合成、免疫力増強、コレステロールの低下等に大きな働きをしています。不足すると、壊血病、風邪、肉体疲労が起こりやすくなります。

 

それらの栄養素を補うために、扶桑薬品工業の「ネフビタンKD」というサプリメントを摂っています。

 

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ネフビタンKDの栄養成分は

 

■栄養成分 1粒(300mg)当り
エネルギー:1.01kcal
たんぱく質:0.04g
脂質:0.01g
炭水化物:0.24g
ナトリウム:0.02mg
ビタミンB1:1.5mg
ビタミンB2:1.8mg
ビタミンB6:10mg
ビタミンB12:3μg
ビタミンC:60mg
ビタミンE:0.015mg
ナイアシン:20mg
葉酸:1000μg
パントテン酸:5mg

 

となっており、透析患者には理想的なサプリメントです。

ところが、いつもお世話になっている薬局でいつも通りに注文すると、「ネフビタンKDは製造中止になりました」とのこと。なんですと~~~!?

 

日本の透析患者数は33万人、ネフビタンKDは透析患者には有用なサプリメント。需要は十分にあるはずなのに、どうして扶桑薬品工業は製造を止めてしまったんでしょうか??

 

いま考えてみると、ネフビタンKDの存在は、自分でネット検索で見つけたものでした。クリニックのドクターや薬剤師から推奨されたわけではないです。もしかして、多くの透析クリニックの医療関係者は「ネフビタンKD」というサプリメントを知らないのでしょうか?

 

お世話になっている薬局でも、ネフビタンKDを注文するのは自分だけと聞いています。

 

クリニックでネフビタンKDの摂取を勧めてくれたら、売り上げが上がって、扶桑薬品工業も製造を続けていたんではないかと考えてしまいます。

 

以前にダイアライザー変更の記事を書きましたが、患者のために最善を尽くしているとは到底考えられません。もちろん、そうではないクリニックや病院も多く、新しい治療法に熱心なドクターも多いとは思います。ですが、いまお世話になっているクリニックは、残念ながら利益重視で、ドクターも事なかれ主義で新しい医療技術には消極的であるような気がします。

 

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今は通院の都合上、仕事場に近いクリニックに通っていますが、2022年にはアーリーリタイアの予定ですので、クリニックの変更も考えています。

 

ではでは。