中年もっくんの投資と闘病の話

病気に負けず勤勉・倹約・投資をモットーに豊かな生活を目指すブログ

透析患者がプロテイン摂取しならが運動を頑張る話

こんにちは、中年もっくんです。

 

多発性嚢胞腎という先天性の腎臓病を患っていることは過去に記事にしました。両腎臓(肝臓にも)に嚢胞(水がたまった袋)がたくさんできて、お腹がパンパンです(見た目は妊娠5ヶ月ぐらいかな)。胃が嚢胞腎で圧迫されるためか、常に膨満感があり小食です。また、倦怠感もあるので運動も億劫になっています。

そんなこんなで、お腹が出てくるは、筋肉量が減り手足が細くなってくるはで、このままでは見た目が餓鬼のようになってしまう、という危機感から、運動とプロテインの摂取を始めようと思います。

 

f:id:mokkum:20191126183635p:plain

 

 

運動の話(実行中)

透析前の腎機能保存期は、運動は控えるように主治医から指導がありました。運動により、クレアチニン等の代謝産物が生産されますが、それらを体外に排泄する役目の腎臓に負担がかかるからです。

透析を始めてから食事制限も緩やかになりましたが、軽い運動も推奨されるようになりました。とはいっても、身体は相変わらずしんどいので、エスカレーターに乗らず階段を使うとか、通勤で自転車に乗るとか、その程度の運動しかやってきませんでした。

これではまずいと、運動を始めました。

幸運なことに、マンションの隣が市営体育館で、トレーニング室もあります。トレーニング室の使用料は2~3時間で100~150円。夜間は午後6時~9時30分で300円です。自分は身体障害者手帳があるので、使用料は半額になります。

設備は民間のスポーツジムと変わらないくらい充実しています(民間ジムはしらんけど)。最初はエアロバイクとランニングマシーンで準備運動です。健常者はこれからが本番ですが、自分の場合は、準備運動の段階でヘトヘト。しばらく休憩です。

休憩後にトレーニング再開。左腕の肘部に透析用のシャントがあるので、鍛えるのは主に下半身。レッグプレス、レッグカール、レッグエクステンションなんかを使用しています。

そんなこんなで、小一時間ぐらいのトレーニングです。腎不全患者なので無理はしないようにしています。まだ始めたばかりですが、週に1回ぐらいのスローペースでトレーニングを続けたいと思っています。まだ2回しかやってないですけどね。

 

プロテインの話(計画)

小食な上に、透析でたんぱく質が抜かれてしまうので、たんぱく質不足です。血液検査の結果では、血清アルブミン濃度は4.0g/dl前後で、栄養状態は問題ないレベルなんですが、明らかに筋肉量が低下しています。なので、運動と一緒にプロテインも摂取しようと考えています。

透析患者はリンが体内に蓄積されやすいので、食事ではリンが制限されます。血中のリン濃度が上がると、高リン血症に至ります。リンとカルシウムが結合して骨以外の組織に沈着してしまうことがあり(異所性石灰化)、血管が石灰化すると血管の壁が硬くなって動脈硬化となり、脳梗塞や心筋梗塞などの脳・心血管疾患を発症しやすくなります。また、関節が石灰化すると関節炎を、眼なら結膜炎を、皮膚ならかゆみを引き起こします。

たんぱく質には、一般的にリンが多いので、肉とか魚の量を制限しないといけません。そうなると、必然的にたんぱく質不足になります。

そこで登場するのがこれ ↓

 

リン含有量を抑えた高たんぱく質粉末です。透析患者のタンパク質補給にもってこい。

エンジョイプロテイン10g当たり、たんぱく質は9g(うち:BCAA2.2g)、リンはわずかに5mgだそうです。これ買って、毎日5g×3回摂取しようと考えています。

これは日頃のタンパク質不足を解消するためですが、筋肉量の低下を抑えるためにHMB摂取も考えています。摂取予定はこれ ↓

 

HMBというのは、正式名称をβ-ヒドロキシ-β-メチル酪酸といい、BCAAの一つであるロイシンの代謝物で、筋肉の合成作用の促進と分解作用の抑制に効果があると言われています。透析患者でもこれを摂取しながら筋トレ(バルクアップ)に励んでいる方もいるようです。

HMBは必須アミノ酸のロイシンから体内合成されますが、日々の生活の中で摂取するには大変難しいと言われています。必須アミノ酸であるロイシンは体内で合成されず、食べ物、飲料など体外摂取するしか方法がありません。そのため代謝産物であるHMBを直接摂取する方法が注目されています。

バルクアップ(筋増大)のために筋トレの後にHMBを摂取するようですが、自分の場合は、運動不足による筋肉量の低下を抑えられたらいいと思っています。

プロテインを摂りすぎると、血中尿素窒素(体内でたんぱく質が分解されてできる老廃物)が増えるので、血液検査の結果を見ながら摂取量は調整する予定です。あと、クリニックには月に1回の頻度で栄養士さんが来られます。栄養士さんにもきちんと相談する予定です。

 

透析クリニックの取り組み

透析患者でも適度な運動は推奨されており、生命予後の改善につながるようです。といっても、一般的には、運動の時間を確保することが難しいと言われています。透析や通院に要する時間や、透析後の疲労で運動をできる時間が限られるからです。

患者本位の透析クリニックでは、透析時間を使った運動を勧めているところがあります。下の写真のように、下肢エルゴメーターという機械をもちいた下半身運動です。

 

f:id:mokkum:20191130110724p:plain

福山リハビリテーション病院様のHPより

 

残念ながら自分が通院しているクリニックにはエルゴメーターはありません。許されるなら自分で持ち込みたいところですが、夜間透析(17:30~21:30)なので、周りの患者さんたちは仕事の後で疲れてグーグー就寝中です。その中で独りバタバタ運動すると、周りからの大ブーイングは必至。なので、静かにかかと上げ運動とかやっています。

 

ということで、筋肉量アップのために運動とプロテイン摂取をやってみます。続くかどうかわかりませんが、しばらくしたら経過報告を記事にしようと思います。

 

ではでは。

 

 

にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ